アンティークコインといえば、ウナとライオンですね。もちろん、持っていませんが。ウナとライオンの物語を紹介します。
ウナとライオン
遠いむかし、おとぎの国から少し離れたところにある王国にウナというお姫様がいました。ウナは、これまでのお姫様の中で最も美しく、また人格者でもありました。ウナは国王である父と母に愛され、幸せな日々をすごしていました。
ところが、ある日、おそろしいドラゴンがあらわれ、大人だけでなく子どもまで襲われ命を失いました。緑の木や花は、ドラゴンのふく炎で灰と化しました。
ドラゴンは、国王たちをも襲いました。しかし、国王らは、真鍮でできた塔にのがれました。ドラゴンは塔を壊して襲おうとしますが、塔は頑丈にできているので入れません。7年もの間、国王らは塔の中で生活し、ドラゴンは塔の周りで見張っていました。
多くの勇敢な騎士たちが、この恐ろしい化け物を倒し、国王らを救おうとしました。しかし、ドラゴンはとても強く、騎士たちをみんな殺してしまいました。
悩んだ末に、ウナは、おとぎの国の女王にドラゴンを倒せる騎士をだしてもらうようお願いするために、おとぎの国に出向くことにしました。ウナは、兵士も召使も連れていきませんでした。かわりに、食料と着るものをもつ小人を連れて、小さなロバにのっていきました。ウナのドレスは白く、髪は美しい金色でしたが、それらを覆うように黒いコートをはおっていました。ドラゴンの残酷な行いや、父と母に迫る危険のために、ウナの表情は、とても悲しげでした。
ウナは無事におとぎの国の女王のところにいき、若くて勇敢で忠実な騎士が、ドラゴンを倒してくることを約束しました。彼の名はジョージといいましたが、銀の鎧と剣に赤い十字架が描かれていたため、みんながレッドクロスと呼びました。
太陽が輝き、鳥がさえずる中、ウナとレッドクロスは、おとぎの国と王国の間の森に向かっていきました。
今日はここまででお許しを。続きをお楽しみに。
なるぞーでした。またお会いしましょう。
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コメント
[…] なるぞーです。今回は、ウナとライオンの物語 (Una and the Lion) 第3章です。ぜひ最初の章から楽しんでください。 […]
[…] ウナとライオンの物語の続きです。第1章を読んでいない人は、まず第1章をみてください。 […]
[…] ウナとライオンのコインにまつわる物語、もう第4回目になりました。第1章から読んでくださいね! […]
[…] はじめて読む方は、第1章からお読みください。少し長くなってしまいましたが、よろしくお願いします。 […]
[…] うコインを見たことや聞いたことがありますか? その美しさ(ひきつける力)と歴史を超えたたくましさ(希少価値)が感じられます。モナとライオンの物語について紹介しています。 […]