モルガンダラーの秘密

モルガンダラー銀貨 アンティークコイン アンティークコインの歴史

モルガンとはどんな人?

モルガンとは、どんな人物だったのでしょう。実はモルガンは、イギリスの鋳造局で働いていた若者でした。当時のフィラデルフィア鋳造局のディレクターであるリンダーマンが、鋳造部の長であるチャールズ・バーバーの能力に不満をもっていたようです。そこで、イギリスに優秀な人材がいないか助けを求めて、その結果、モルガンが来米することになったのです。

モルガンダラー、ブランドダラー?

モルガンダラーは、モルガンが活躍しているときはずっと、ブランドダラーと呼ばれていたようです。1878年に制定されたブランド・アリソン法のもとで、財務省が国民から銀を購入し、銀貨をつくるという仕組みが急速に拡大したことが由来です。

一方、皮肉なことに、バーバーによってデザインされた1892年から1916年ごろの銀貨は、1950年ごろまで、モルガン・ダイム、モルガン・クゥオーターなどと呼ばれることがありました。

鷲のしっぽの羽の数が問題?

モルガンダラーの裏面には、鷲が描かれています。下の方をみてください。しっぽがあります。羽の数は7枚だと思います。しかし、最初に造られたモルガンダラーは、なんと8枚だったのです。これは、単なるこだわりなのか政治的な理由があったのかなどわかりませんが、それまでの慣行から羽は奇数の数だったらしく、リンダーマンが、モルガンに指示したものということです。どっちでもいいように思いますが、コイン愛好家としては、このようなストーリーをつくってくれたことにで感謝しましょう。

E PLURIBUS UNUM

エ・プルリブス・ウヌム?

はじめてモルガンダラーを見たとき、正直「なんだこれ?」と思っていました。ラテン語で「多数からひとつへ」という意味で、アメリカ合衆国という多くの州が集まってひとつの国ができていることの象徴として国民に広く認識されていたものということです。もっとも、1956年に法律により、もう一つモルガンダラーに掲げられている「IN GOD WE TRUST」が公式の標語になっています。

なるぞーでした。またお会いしましょう。

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