なるぞーは決して米国史には詳しくありませんが、アメリカは1776年7月4日の独立宣言に至るまでは、イギリスにより統治されていました。そのころは、取引にはイギリス・ポンドやスペイン・レアルが利用されたり、庶民の間ではいろいろなコインが利用されていたようです。
それはさておき、アメリカとして最初のMint(この単語、造幣局とか鋳造するという意味があるんですって。なるぞーはTOEICは950超ですが知りませんでした!)が造られたのは、ワシントン初代大統領の指示のもと、1792年のフィラデルフィアでした。なんでフィラデルフィアなんだろう?
1996年まで、アメリカのコインの金型はすべてフィラデルフィアで造られてきたのです。その金型を利用して、ニューオーリンズやサンフランシスコなどの造幣所でコインが造られてきました。それが、多くのコインにみられるイニシャルで表示されたいわゆる「ミントマーク」です。
代表的なミントマークは以下のとおりです。
フィラデルフィア(略称P、なおミントマークがないものはフィラデルフィアです)
カーソンシティ(CC)
ニューオリンズ(O)
サンフランシスコ(S)
フィラデルフィア(略称P、なおミントマークがないものはフィラデルフィアです)
カーソンシティ(CC)
ニューオリンズ(O)
サンフランシスコ(S)
もっとも、コインは鋳造されても金貨や銀貨は貿易で海外にわたってしまったり、銀行間で利用されるにとどまり、庶民での流通は限られていたそうです。これが、現在でも当時の金貨等が比較的きれいに残っている1つの理由です。
なるぞーでした。またお会いしましょう。
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