ウナとライオンの物語 (Una and the Lion) 第4章

モナとライオン コインに秘められたストーリー

ウナとライオンのコインにまつわる物語、もう第4回目になりました。第1章から読んでくださいね!

真夜中にドアをノックする音が聞こえました。それは、いつも泥棒をしている者でした。彼は、いつも盗んだものを意地悪な二人の女性に渡していたのです。しかし、女性たちはライオンがおそろしくて、隠れた場所から出てこようとしませんでした。泥棒はノックしてもでないので怒ってドアを開けました。すると、ライオンに飛びかかられ殺されてしまいました。

翌朝、ウナが目覚め、ライオンとそこを去りました。

ウナたちが去ったあと、女性たちは泥棒が死んでいるのを知り、ウナとライオンへの怒りがこみあげてきました。そこで、後を追いかけましたが、ウナたちをつかまえることはできませんでした。女性たちが家に戻る途中、意地の悪い魔術師に会い、ウナのことを離すと、その魔術師はすぐにウナを追いかけました。魔術により、魔術師の姿はレッドクロスになりました。ウナは、レッドクロスがやっと戻ってきてくれたのだと思いました。魔術師はあたかもレッドクロスであるように話したので、ウナは勘違いして喜びました。

しかし、勘違いしたのはウナだけではありませんでした。サンスロイという、レッドクロスと戦って殺された弟をもつ意地悪な男があらわれたのです。彼は、魔術師の胸にある赤い十字架をたしかめると、年老いた魔術師に襲いかかり、痛めつけました。そして、顔の防具をとりあげ殺そうとしたときです。若いレッドクロスではなく、年老いた白髪の別人であることを知り驚愕するのでした。しかし、美しいウナを見つけると、ウナを連れ去り、結婚しようと考えるのでした。

ライオンは、ウナが連れ去られそうになったのを見て、サンスロイに襲いかかりました。しかし、サンスロイも盾で反撃します。ライオンが盾を剥ぎ取ろうとしたその時、サンスロイの剣がライオンの心臓を突き抜けるのでした。ライオンは大きなうなり声をあげて死にました。サンスロイは、ウナを馬にのせ走り去りました。ウナは、サンスロイに自由にしてくれと泣き叫びますが、サンスロイは聞こうとしません。小さな白いロバがウナの跡を追いますが、ウナと離れて取り残されたのが怖かったのです。

あたりは暗くなり、まるでウナの悲しみと絶望の涙であるかのように、星があらわれるのでした。やっとサンスロイは走るのをやめ、ウナをおろしました。ウナの助けを求める叫び声は、森中に響きわたりました。

次回は最終章クライマックスへ。

なるぞーでした。またお会いしましょう。

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コメント

  1. […] まだまだ続きます。 […]

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